人間の根本原理は生存と自己複製
人が存在する、根本的な部分での欲求とはなんだろうか?人には色々な欲求や願望がある。実現したい夢や欲しいものは人それぞれだ。でも今回はもっと根本的な部分まで掘り下げて考えてみたい。ほしいもの、夢があるとすれば、なぜそれがほしいのか?なぜ夢を叶えたいのか?。
結論からいうと、人間の欲求、ひいては生物の求めるものというのは、
①自分が生きのびること(自己保存の欲求)
②自分の子孫を残すこと(自己複製の欲求)
の2つに集約できると思うのだ。以下で考えていきたい。
①自分が生きのびること(自己保存の欲求)とは?
自分が生きたい、生き残りたい、生き延びたいという欲求は、生物がもつ欲求の中でも最も強力で、根源的なものだ。あらゆる生物は自分が生き残りたいという、強い本能をもっている。これは当たり前すぎていまさら説明不要かもしれないが、人間もこの本能に深く支配されている。
②自分の子孫を残すこと(自己複製の欲求)とは?
自分が生き残ることに並んで強い欲求は、自分の子孫を残すことで、自分の遺伝子をこの世に残すことだ。当然だが生物には寿命がある。生まれたものは必ず死を迎える。これは生き物である以上逃れることはできない。しかし自分の子孫を残すことができれば、子孫を通じて自分の遺伝子を残すことができる。これは、ある意味では自分が亡くなった後も、違った形でこの世に存在し続けるとも言える。自分の死後も、違った形でも存在し続けたいという欲求と考えれば、こちらも①の派生と解釈できるかもしれない。
いずれにせよ、生きたい、存在し続けたいという欲求は、ものすごく強いということだ。
あらゆる人間の欲求は、自己保存の欲求と自己複製の欲求の派生
人間は生きているといろいろな欲求がでてくる。現代社会は複雑にみえるけど、人間は元々動物であり、意外に単純だ。それを踏まえると複雑な状況でも、案外あっさり整理できる。
たとえば腹が減った、眠いといった単純で原始的な欲求は自分が生きるために必要な欲求なので、単純で迷わない。しかしいい学校に入りたいとか、会社で出世したいとか、有名になりたいとか、一見すると分かりにくいものもある。でもこれらの欲求も、結局のところは生き残って、子孫を残したいから欲しいのだ。いい学校に入って、一流企業に就職すれば一定の地位を築ける。地位や名誉があればそれだけ人に影響力を持ち、お金的にもある程度は恵まれるだろう。その結果、生き残れる可能性が高く、配偶者も見つけやすい。行き着く先はどれも同じだ。
なにかに迷ったとき、行き詰まったとき、この原則に戻るとシンプルに考えられる。
君が何かに迷うときや、自分の気持ちに整理がつかないとき、人との関係が上手く行かないとき、このことを思い出すと、何かヒントが得られるかもしれない。結局自分も人も、根本的には同じ欲求に突き動かされているものだ。それに気づくと、解決の糸口が見つかるかもしれないし、なんだそんなものかと、問題を問題視しなくなるかもしれない。